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ALL IN ONEシリーズを使ったアウトプット練習について

ALL IN ONEシリーズを使ったアウトプット練習について

ALL IN ONEシリーズを使ったアウトプット練習について


こんにちは。きさいちです。

初めての記事なのに、いきなりはてブ民が大好きな英語学習法について書きます。

 

今の自分の目標は、仕事や趣味の場で英語でアウトプット(書く、話す)ができること。

そのためにまず英文法を固めようと思い、Linkage ClubさんのALL IN ONEシリーズを使うことにしました。

理由は以下の2点で、

・ネイティブの自然な英語を重視している。

 (従来の英語学習について問題点を指摘はしているが、「受験英語をぶっ壊す!」みたいに煽るのではなく「こういう風にしっかり土台を築いていきましょう」というスタンスなので変な「信仰心」を持たずに取り組める)

・例文の構造や文法の説明が詳しい。

 (英語の語順のままの「読み下し訳」があるのもうれしい)

 

ということで、

(1) Jump Start! (電子書籍がないので本のみ)

(2) ALL IN ONE Basic (電子書籍のみ。そのうち本も買う)

(3) ALL IN ONE (携帯版と電子書籍を購入)

を使い、

とりあえずJump Start!で和→英の練習を始めました。

しばらくしてこんな疑問が浮かびます。

「ALL IN ONE BasicとALL IN ONEも和→英ができるのがいいのかな?」と。

 

Jump Start!は「日本語から英語にしましょう」と明言されているので、巷で有名な「瞬間英作文」教材として使うことで覚悟完了しています。

しかし、ALL IN ONE BasicとALL IN ONEについてはそのように明記はされていません。

一応、ALL IN ONE Basicの「学習の進め方」には「読み下し訳を英語にする→(中略→)瞬時英訳(分割された和訳を聞いて英語に置き換える)で総仕上げ」とあります。

またALL IN ONEでは「(英作文の力を身につけるには)例文の日本語訳(読み下し訳)を見ながら英語に置き換え、自分の英語を例文と比較して確認」とあります。

なので、瞬間英作文的な「和→英」は丸暗記になるからよくないということなのかな?などと考えましたが、一人で悩んでも仕方ありません。

そこで、ダメ元でLinkage Clubさんに問い合わせてみたところ、なんと数日も待たずに丁寧にお返事を頂いたのでこの場で共有します。

(「回答はブログやSNSで公開してもよい」と許可を頂いています)

 

質問文

お世話になります。
英語を学び直している40手前の社会人です。
ALL IN ONEシリーズの使い方で質問がございます。

 

◆質問
最近英語でアウトプットすること(書く・話す)に興味があり、Linkage clubさんの(1)Jump Start、(2)ALL IN ONE Basic (3)ALL IN ONE を使っていこうと考えています。
今はJump Startの和→英を練習しながら、ALL IN ONE BasicとALL IN ONEの例文を英→和で読み進めています。

これらの教材で「英語を自分で話せる・書ける」ようになるには、どういう状態(ゴール)を目指せばよいでしょうか?
私は次のように考えていますが、合っていますでしょうか?

(1)Jump Start:和訳を見て(聞いて)英語が言える
(2)ALL IN ONE Basic:読み下し訳を見て(聞いて)英語が言える
(3)ALL IN ONE:和訳と読み下し訳を見て英語が書ける

 

◆質問の補足
(1)Jump Start
基礎的な例文なのと、本書で「日本語訳を見て英語を言う」とあるので、慣れるまでは読み下し訳→英語、慣れたら和訳→英語ができるべきだと考えました。
読み下し訳と和訳で少し異なる場合は「こう言いたいときは読み下し訳のように言い換えればいいんだな」と覚えてしまえばよいでしょうか?

(2)ALL IN ONE Basic
本書で「総仕上げとして瞬時英訳」とあるので、読み下し訳→英語がゴールだと考えました。
本書でもJump Startのように和訳→英語ができるのが望ましいでしょうか?
それとも、和訳と読み下し訳の両方を見て英語にできればOKでしょうか?

(3)ALL IN ONE
本書で「英作文の練習には、例文の日本語訳(読み下し訳)を見ながら英語に置き換える」とあるので、和訳と読み下し訳を見て英語が書ければOKだと考えました。
(いきなり和訳→英語を目指すと負荷が高すぎて丸暗記になる気がしました)

 

Linkage Clubさんからの回答

◆質問について

(1)Jump Start:和訳を見て(聞いて)英語が言える

それでいいです。但し、例文に含まれる文法も理解できているようしてください。
また、ネイティブの音声のように、音の省略や変化も身に付けてください。

 

(2)ALL IN ONE Basic:読み下し訳を見て(聞いて)英語が言える

できれば、和訳を見て(聞いて)英語が言えるぐらい、暗記してしまうぐらいに反復練習をしてください。

英会話学習では、(1)(2)で、語い、文法、発音の基礎は全て身につきます。それ以降は、英会話教材や自分が得意・好きな話題に関する英語に触れて、実際に使えそうな表現をたくさん暗記していくと、英語が話せるようになります。
英会話は基本的に、短い英文やフレーズ(6秒以内)の暗記の積み重ねです。

 

 (3)ALL IN ONE:和訳と読み下し訳を見て英語が書ける

時事英語や評論文などを身につけたい場合は、「ALL IN ONE」まで進んでください。
「ALL IN ONE」は、(1)(2)と異なり、文が長く複雑ですので、例文のアウトプットまでできればそれに越したことはありませんが、全例文を暗記できていなくてもかまいません

 

◆質問の補足について

(1)Jump Start
基礎的な例文なのと、本書で「日本語訳を見て英語を言う」とあるので、慣れるまでは読み下し訳→英語、慣れたら和訳→英語ができるべきだと考えました。
読み下し訳と和訳で少し異なる場合は「こう言いたいときは読み下し訳のように言い換えればいいんだな」と覚えてしまえばよいでしょうか?

それでけっこうです。日本語と英語の発想は異なることが多いので、読み下し訳のように言い換える、ということを学ぶのが重要な勉強です。

 

(2)ALL IN ONE Basic
本書で「総仕上げとして瞬時英訳」とあるので、読み下し訳→英語がゴールだと考えました。
本書でもJump Startのように和訳→英語ができるのが望ましいでしょうか?
それとも、和訳と読み下し訳の両方を見て英語にできればOKでしょうか?

はい。但し、最終的には、全例文を暗記してしまうぐらい反復することが大切です。さまざまな文法や構文を瞬時に理解する強力な土台ができますので。

 

(3)ALL IN ONE
本書で「英作文の練習には、例文の日本語訳(読み下し訳)を見ながら英語に置き換える」とあるので、和訳と読み下し訳を見て英語が書ければOKだと考えました。
(いきなり和訳→英語を目指すと負荷が高すぎて丸暗記になる気がしました)

意訳→読み下し訳→英語のプロセスで英語が作れれば十分です。冠詞や複数形の間違いはさほど気にしなくてよいと思います。

 

◆その後さらに頂いたお返事

(1)Jump Startは家では本を使い、通勤中は和→英音声ランダム再生で小声テストをやっており、ようやく抜け漏れなく口が回るようになってきました。
完成したら早く (2)ALL IN ONE Basicの和→英トレーニングも積んで覚えていきたいです。

よい学習方法だと思います。頑張ってください。

 

まとめ

以上より、ALL IN ONEシリーズを使ったアウトプット練習のゴールは次のようになります。

(1)Jump Start

・和訳を見て(聞いて)英語が言えること。

・文法は理解できていること。(意味がわからないままじゃダメ)

・ネイティブのように音の省略や変化も身に付ける。(たぶんリスニングにも効いてくる話じゃないかな)


(2)ALL IN ONE Basic

・まずは読み下し訳からでいいが、できれば和訳を見て(聞いて)英語が言えるぐらい、暗記してしまうこと。

・最終的には、全例文を暗記してしまうこと。文法や構文を瞬時に理解する土台となる。


(3)ALL IN ONE

・意訳→読み下し訳→英語のプロセスで英語が作れれば十分

・全例文を暗記できていなくてもよい

 

こういう指針がわかっただけでも、要らぬモヤモヤ・迷いがなくなって本当にありがたいです。

英語学習でALL IN ONEシリーズを使っている方・使おうと考えている方は参考にしてみてください。

 

おまけ

少し趣旨がそれるため質問には挙げなかったのですが、Linkage Clubさんの著書で「ALL IN ONE TOEIC 音速チャージ」があります。(紙と電子書籍両方持っています)

これはどう使うのかですが、TOEIC LRが目的であればまずは本に書かれた方法で使い込むのがよいでしょうね。

そして、TOEIC SWやビジネス英語の発信が目的の場合、

本書の難易度が

ALL IN ONE Basic < 音速チャージ ≦ ALL IN ONE

だと仮定すると、

・意訳→読み下し訳→英語のプロセスで英語が作れるのが望ましい

・例文のアウトプットまでできればそれに越したことはない

ということでしょうか。

推測ですが…。

この辺りはそのレベルに達してから検証したいと思います。